「長時間労働撲滅運動」に疑問を感じるのは僕だけ?
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最近、長時間労働・パワハラ/モラハラによる過労死問題が世間を賑わせています。
この件に乗じて、長時間労働を是正しようという署名運動が起こっています。
無思考的に賛同している人が多く見られ、個人的に疑問を感じたため
記事に起こしたいと思います。
そもそも長時間労働は悪なのか?
まず結論から言ってしまうと
自分がこの署名に疑問を感じたのは
無思考的に長時間労働が諸悪の根源のような論調です。
先の署名運動を募るサイトを引用すると
東京大学の島津明人准教授の研究によると、人間の脳は朝起きてから13時間しか集中力が持ちません。それを過ぎたら酒酔い運転と同じレベルまで集中力が落ちてしまうのです。そこに残業代を払う企業の側も長時間労働によって損をしていると言えます。
ふむふむ、正しいこと言ってる
また厚生労働省の調査で、第一子が生まれた家庭で、その後、第二子が生まれているかどうかに大きな影響を与えているのが、夫の帰宅時間と家事育児への参画時間であることも分かっています。
夫が長時間労働で家に不在がちなことは、女性の就業・活躍を困難にしています。また次世代を担う子供を育てていくうえでも、親がこどもと向き合う時間をしっかりと確保することはとても重要です。
ん?この文面だと長時間労働が解消されれば
少子化の解消にかなりつながるように書かれているけど、本当なの?
原因を局所的に捉えすぎてないか?
下のブログで書いたが原因を長時間労働に結びつけすぎている印象。
この論調に疑問や気持ち悪さを感じる。
重要なのは個人がはたらく環境・働き方を選ぶことができること
確かにこの長時間労働撲滅運動も正しいことを言っている。
ブラック企業が調子に乗らないようにこのような抑止力も必要だと思う。
ただ自分は一生懸命働きたい。
南場智子さんの「コトに向かう力」の話ほど大それたものではないけれど
何かを成し遂げるためであれば、いくらでも働きたい。
働くことを人に押し付けたりはしないけれど
自分から働く権利を奪わないでほしい。
長時間働くこと=不幸みたいな考えはよくないと思う。
「(残業なんて気にしないから)もっとこの開発を進めたい」という人もいれば
「残業なんて絶対したくない」という人もいる。
サイボウズ株式会社が実践している
「働き方は人それぞれ」という考え方がどこでもできれば
様々なことがよくなるんじゃないかと思います。