電通過労自殺で思ったこと - 仕事で死にそうになるなら辞めろ!! -
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電通の新入社員だった女性が入社1年目の12月に自殺したことを受け、
月105時間の残業時間もあったことなどから労災と認定され話題となっています。
このニュースを聞いた時、自分はなぜ会社を辞めなかったのか?
と直感的に思いましたが自分の考えの至らぬ部分が多くあるのだと思います。
今回はこの出来事に関する自分の考えを書きたいと思います。
そもそも残業時間が問題だったのか?
冒頭の記事にあったように
高橋さんは去年4月、新入社員としてインターネットの広告を担当する部署に配属され、データの確認や顧客へのリポートの作成などを担当していましたが、去年12月、みずから命を絶ちました。高橋さんは、会社の記録では労使で協定を結んでいた月70時間までの残業になっていましたが、入退出の記録を調べたところ、亡くなるおよそ1か月前までの残業は月105時間に上っていたということです。さらに、仕事のストレスでうつ病も発症していたとみられ、仕事量と残業が大幅に増えたことなどが原因だとして、先月30日、過労による労災と認められました。
この記事に記載のあった労働時間に関して、様々な意見が寄せられました。
なかでも炎上したのがNewsPicksのプロピッカーであり、武蔵野大学の教授である長谷川秀夫さんのこの発言。
月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない。会社の業務をこなすというより、自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識があれば、残業時間など関係ない。
自分で起業した人は、それこそ寝袋を会社に持ち込んで、仕事に打ち込んだ時期があるはず。更にプロ意識があれば、上司を説得してでも良い成果を出せるように人的資源を獲得すべく最大の努力をすべき。それでも駄目なら、その会社が組織として機能していないので、転職を考えるべき。また、転職できるプロであるべき。長期的に自分への投資を続けるべき。
このように残業「100時間」くらいで情けないor多すぎるという意見が多くあります。
残業に関しての自分の意見
105時間という残業に関して自分の意見を言うと多いと思いますが
異常と言われるほどの残業量ではないと考えています。
正直、自分の残業時間も新卒の頃、月150時間を超えていた時もあります。
恐らくスタートアップ系のベンチャーに勤めている方や商社に勤めている方は
この残業時間に関してあまり疑問を抱かないと思います。
つまり何が言いたいかというと
残業時間も問題だが本質的な問題はないと思う。ということ。
残業時間に関して言うと上記に挙げた通り
自ら能動的に働きたい人もいますし、労働時間に対する耐性は人それぞれで
問題は問題だが表層的なものだと考えています。
会社を辞めることはできなかったのか?
冒頭に記載している通り、自分がこのニュースを知り
最初に考えたことは「なせ会社を辞めなかったのか?」ということです。
ただこの考えは浅はかだったと思います。
なぜ辞めることができなかったか?
①精神的・肉体的に追い詰められ正常な判断ができる状態ではなかった
これは異常な労働時間でないにしろ、
普通と比べるとかなり多くの残業があった。
また以下の画像にあるように精神的に追い詰められていたようです。
このように肉体的・精神的に追い詰められ
正常な判断ができる状態になかった可能性も挙げられます。
②転職することに対する不安
世間一般論で新卒入社した会社には最低でも3年努めろという謎の風潮もあります。
また転職先の企業も一度うつ病に近いような症状を患い、会社を辞めた方を
受け入れようとはあまりしません。
また一度手にした「電通」という肩書も手放すことは新卒の方には困難でしょう。
頭の回らない自分の意見はこのようになります。
一番テコ入れすべきは転職がしやすい労働市場を作ること
正直、今回の件は会社も悪いです。
ただこのような会社は恐らく無くならない。
じゃあどうするか?
精神的でも、肉体的でも限界を感じた場合、
すぐにでも転職ができるような労働市場を作るべきだと思う。
結局、社会に蔓延する新卒入社した会社には3年はいろみたいな風潮であったり
一度リタイアしたら職場に復帰しにくい環境を改善していくことしかない。
このようないつでも会社を離れることができる
超流動型の労働市場が一番のセーフティネットになるのではないかなと思います。
間違っているかもしれないが、自分の意見を書いてみました。