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サイバーエージェントが子会社5社の同時設立を発表!!もう起業したい学生は全員サイバー行けよwww

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このブログでもたびたび取り上げている

サイバーエージェントが2016年10月3日付で5社の新会社設立を発表しました。

www.cyberagent.co.jp

 

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ネットベンチャー界でもM&Aにほぼ頼らず

会社を成長させてきたサイバーエージェント、その成長要因の一つである子会社制度。

10月3日現在47社もの子会社があるそうですが、なかでも成功を収めているのは

ソーシャルゲーム界の雄 Cygames 

※現在はDeNAの資本が入りサイバーエージェントの100%子会社ではない

スマホ広告日本一の CyberZ

だと思います。

 

なぜここまで子会社制度がワークしているのか?

子会社制度を頻繁に生み出す理由はなぜなのか、個人的な意見を書きたいと思います。

 

1,会社の拡大

当たり前のことをなに言ってるの?って感じですが

20年近くCAがこの制度を維持し続けているのは明らかにこれが1番の理由です。

普通の経営者でしたら、この制度で利益が出ていなければ制度自体潰しますし、

会社遊びでやっているみたいな評価は子会社を日々運営している人に失礼。

 

じゃあなぜ利益が出ているか?なぜCAを成長させているのか?

ひとえにモチベーションの向上が要因だと思います。

「事業責任者」より「社長」の方がシンプルにモチベーションが上がりそうですし笑

またCAのPL上、1事業より子会社の方が視覚化されやすく

自分の会社という気持ちでの業務が行われやすいというのが理由だと思います。

ググっても出てきませんでしたが

CAの事業部と子会社の成功確率を比較すれば子会社の方が高いんじゃないかな?

 

2,社員の成長

これも当たり前のことを言っています。笑

想像上の話ですが、仮に子会社が失敗してもそこを経営していた人たちは

かなり成長していると思う。

なぜなら社のPLを背負っている分、かなりのプレッシャーの中で業務を行っているから。

そこで成長した人たちは違う事業部とかへ異動しても活躍する可能性が高い。

ただ失敗した人に対して次のチャンスを与えるくらい、会社にキャッシュがないとできないことではあるんだけれどもね笑

 

3,新卒採用に有利になる

サイバーエージェントの採用における競合がどこになるのかといえば

リクルートDeNA、スタートアップ系のベンチャーになると思いますが

ここらへんを志望する学生は「将来起業したい」志向の人が多い。

その学生に対してCAの子会社設立実績はかなり刺さると思う。

しかも失敗しても、セカンドチャンスが与えられる可能性が高い。

まあCAに入社したからといって必ず子会社社長になれるとは限らないし

むしろなることができない人の方が多いとは思うけど…

 

4,離職率の低下

会社が拡大していくと

必ずと言っていいほどぶち当たる課題で

いわゆる「上が詰まっている」問題があります。ポスト問題ですね。

会社が成長し続けていればそんな問題ないのですが

常に成長を続けることができる会社なんてあってないようなもの。

※ちなみにCAはかなり成長している会社だと思います

 

そこである事業部のポストが埋まっていても

新たに事業部を作るor子会社を作り、そこに人をあてる。

これによりポスト問題によっての離職は防げるはず。

また社員が子会社の社長になれるかもという夢を持っている限りは

会社を能動的に辞めることはない。

このように社員にキャリアパスを提示することも子会社社長制度を行い続ける理由かもしれないです。

 

社長をやるためにサイバーエージェントは適正か?

つらつらと子会社社長制度を行う理由をつらつらと書いてきましたが

この他にも自分が想像しえない理由がいくつもあると思います。

それらを踏まえた上で就活生、特に起業志向の学生は就職先を考えたほうがいいと思います。

ただ個人的には何の知恵も経験も金もない人が就職せずに起業をするのであれば

サイバーエージェントで会社を興しても良いと思います。

なぜなら資本は出資してくれるし、様々な事業分野の経験者が社内にいる。

何より失敗しても次のチャンスをくれる。

こんだけ恵まれた環境下で会社を興すことができるのはサイバーエージェント社員の特権だと自分は思います。

 

またこのような環境をぬるま湯と言う起業家(批評家?)の人もいると思いますが

自分の会社の成功角度を上げるために恵まれた環境を選ぶのは至極当然だと思います。

 

あー、サイバー入りてぇー。笑